外遊びはただ遊んでいるわけではありません

お天気がいい日、子供たちは保育園の園庭で元気よく外遊びをします。
インフルエンザや風邪が流行している時には少しひかえるにしても、太陽の元、外遊びをするのは子供たちも大好きです。
実はこの外遊び、ただ外で遊んでいるだけではなく、保育士さんたちは意味をもって外遊びをさせています。

外遊びは時に園をでて近くの公園にいったり、お散歩しながら何か見学に行くなど、色々なところに行くこともあるのですが、ここにはしっかり保育の中で意味を持っているのです。
外遊びを行う重要性、その意味とはどういうことなのか、その意味をお伝えします。

保育園の指針にも結び付くこと

保育園はお子さんを預かって保護者の代わりに保育する場所ですが、外遊びについては色々な環境に出て好奇心や探究心をもって係る事、それを生活に取り入れる力にするという指針があります。
加えて、季節によって人の生活や自然が移り変わる事に気が付かせるという指針ももっているのです。

こうした保育園の指針に結びつく外遊びは、園児の体力をつけたり、コミュニケーション力をつけることでも意味があります。
お散歩に行けば近隣住民の方々に挨拶し、お話しすることもあるので人とのかかわりを覚えることにもなる行動です。

風邪にも負けない体力と免疫力をつける

外で遊ぶことで大気にふれ、太陽の光を浴びて、園児たちは免疫力を高めていきます。
室内で遊ぶよりもずっと大きなアクションになりますし、外を駆け回っているうちに自然と体力が付くのです。

骨、筋肉の発達には外遊びが欠かせない事で、太陽の光を浴びる事は骨の健康的な成長を促すものとなります。
また外の色々な音を聞き、風を感じ、色々な感覚を受けながら外の空気を吸って遊ぶのは心身の健康に役立つものです。

園では触れ合う事がない環境とのふれあいがある

お散歩に行けば季節によって変わっていく木々の色、お店に並ぶ洋服の違い、風の冷たさ、太陽の光のまぶしさなどを感覚的に受け取ります。
近所の方々にあえば、元気にごあいさつし、その時にお話をすることもあり、保育園の先生や保護者以外、地域の方々とのふれあいは子供たちの心を大きく成長させることになるのです。

感覚やコミュニケーション能力をぐっとひきあげていくためにも、外遊びはとても重要な遊びになります。
公園や園庭で鬼ごっこしたり、ごっこ遊びの種類をたくさん覚えてルールを学べることも、園児にとって「学び」となることです。