保育士が足りていないという現状

待機児童問題など、保育園入園の時期になると必ずニュースに上がってきますし、政府もこの問題について頭を悩ませているということは理解できます。
子供が保育園に入園できず予定していた職場復帰もできないとなると、家族の死活問題につながることもあるのです。
どうして待機児童という問題がここまで根深くなってしまったのかというと、騒音問題などから建設が難しいという面もありますが、他にも保育士が地域によって圧倒的に足りない状況にあるということも原因なのです。

保育施設を増やすことができても、保育園に入園してくる園児を見てくれる保育士がいなければ園児を入園させることができず、結局待機児童問題は棚上げ状態になります。
入園できないお子さんをお持ちの保護者からは、こんなに保育園があるのにどうして入園できないの？と悲鳴が上がっていますが、地域によっては保育園があっても保育士がいないと定員数を増やせないという悪循環なのです。

そこで、保育士を増やせばいいじゃないかと多くの方が考えますが、そこまで簡単ではなく、今は「潜在保育士」など資格を持っていても保育士として働いていない方の復帰が望まれています。

保育士として復帰するなら今がチャンス

待機児童問題があり、保育園側は求人に力を入れていることは事実です。
多くの求人サイトでは「保育士として復帰しませんか？」という募集も多く見受けられ、保育園と求職者の間に立ちよりよい保育士の採用を目指し、研修制度や福利厚生を整えているところもあります。

中でも、パソナグループの一つであるパソナフォスターでは、様々な人が働きやすい保育士を探してくれたり、未経験の方から経験者の方まで幅広い研修制度を充実させています。
採用説明会や保育園の見学ツアーなども実施されているので、事前に施設を見学することでどんな園に配属されるのか不安を払拭することができるのもいいですね。

また、政府の対応として、少子化社会対策大網を策定していますし、その重要課題として、待機児童解消加速化プランや保育士確保プランの推進を行っています。

こういう現状をみると、今保育士に復職する大きなチャンスであり、実際に保育園によっては支給額を増やすなどの取り組みを行っているところもあります。
経験者として公立保育所に復帰する場合は、地域によっても違いがありますが、常勤で29万近くを見込むところもあるくらいです。

保育士という国家資格を持っているのなら、今こそ活かしてみるべきですし、これから保育士になろうとしている場合でも今後に期待してもよさそうです。